秘伝のタレがこだわり!ふるさとの味ヤマニシの「鶏ちゃん」の人気の秘密にせまる
昭和5年創業以来90年以上付知銀座で愛されてきたフードショップヤマニシ。 そのヤマニシで人気商品である鶏ちゃん(けいちゃん)の秘密にせまります!
そもそも鶏ちゃんとは・・・ 「鶏ちゃん(けいちゃん)」は、しょうゆや味噌をベースにしたタレに漬け込んだ鶏肉をキャベツなどといっしょに焼いて食べるシンプルな料理 (鶏ちゃん合衆国より)
岐阜県中津川市付知町の郷土食。郷土食というよりはソウルフードかもしれません。
鶏ちゃん(けいちゃん)は、手軽に作れて、野菜もたっぷり一緒に食べられて、お値打ち!と三拍子そろっています。一人ごはんにも、家族ご飯にも、わいわいキャンプにも、美味しく食べられます。
そんな「鶏ちゃん」。地元住民から絶大な支持を得ているお店の味があります。
「おかずがおいしいスーパー ヤマニシ」さんの、オリジナル秘伝のタレで作られた鶏ちゃんシリーズです。
現在フードショップヤマニシでは、5種類の鶏ちゃんを製造販売されています。 恵那どりむね肉 、恵那どりもも肉、恵那どりせせり、国産鶏の皮肝、国産鶏のひね(親とり)の5種類です。 一番売れているのは「恵那どりもも肉」で値段も安く大人気。
この人気の秘密にせまります!
シンプルな材料で漬け込むから美味しくなります。
地元で愛されている鶏ちゃんは、各家庭で味付けが違います。
カレーにそれぞれ家庭の味があるように、鶏ちゃんにも家庭の味があります。
材料はとってもシンプルです。鶏肉を、醤油とみりんで漬け込みます。好みによって一味、とうがらし、にんにくで風味付けします。これだけです。シンプルゆえに、素材の味がストレートに味わいに影響します。
手作りもしますが、タレにつけこむ必要があるので急に食べたくなっちゃった!なんて時は、地元のミニスーパー「ヤマニシ」に走りこんで「鶏ちゃん」とキャベツと玉ねぎと白玉うどんを購入します。
忙しいお母さんは、ちょっぴり手抜きをしたのに「わーい!鶏ちゃんだ!」と喜ばれ、BBQでささっと焼いただけなのに「お父さんの焼く鶏ちゃんは美味しいね!」と褒められるのが「ヤマニシ」の鶏ちゃんです。
納得のいくタレを作るためには味噌作りから!?
ヤマニシの鶏ちゃんには、自前の地味噌からとる「地たまり」を醤油として使っています。
「たまり」とは、大豆、塩を主原料とした日本発祥の液体調味料で「しょうゆ」の一種です。
元々は味噌の製造工程で表面に溜まった上澄み液をすくった副産物です。一般的な「しょうゆ」と比較して濃厚でコクがあり刺身醤油として用いられることが多いほか、煮物などにも用いられます。付知町の属する東海地方では一般的な「しょうゆ」の代わりに、料理全般に「たまり」を用いる家庭もあります。
ヤマニシの地味噌は、昔ながらの製法を守り、大豆、米、小麦、塩、麹のみで1年間かけて手作りしています。食品添加物不使用です。この地味噌を作るときにとれるのが「地たまり」です。付知町では、炊き込みご飯や、お吸い物などに使われています。
現在は月に500個も売れる人気商品になりました!
ヤマニシさんは「元々味噌や地たまりは、自分たちで消費するために作っていました。ただ、その頃はあくまで家庭用で作っていて、そこまでちゃんとした施設で作っていたわけではなかったそうです。今から20年程前に、この味噌も販売してほしいと言われ、衛生管理をした設備を整えた工房を作り、2樽から作り始めました」と話してくださいました。
「味噌を売り始めてから、当時この辺りでは自分の家で味噌を作ることが一般的だったんですが、周囲の方から『自分たちで作るのがしんどくなってきた、樽引き取ってくれんかね』とお話いただき、樽をお譲りいただくことが続きました」
工房には、幕末や明治期から使われていた樽など、今や8樽になり、毎年1トンもの味噌が出来るようになりました。
通常のお味噌は豆を潰して作成するのが主流ですが、ヤマニシのお味噌は、豆を潰さず麹と塩を入れて発酵させる昔ながらの作り方です。特に夏は大変で、毎日かき混ぜないとカビが生えてしまうので味噌工房に日参する毎日です。そんな、丹念なお世話を一年かけてヤマニシ特製「味噌・地たまり」が完成します。
地たまりは、味噌樽の中に、地たまりを取る専用の容器を入れて味噌の上澄みをひしゃくで汲み取ります。お味噌をそのまま舐めてみると、やや塩味が強くものの独特な辛味は焼餅につけて食べるファンがいるほどコクがあります。後味は麹のさわやかな甘味が残ります。夏のキュウリにつけて食べても最高においしいです。
地元の恵那どり、国産鶏を漬け込んでいます
よく市販されている鶏ちゃんは、ブラジル産の鶏肉が使われていたりします。ヤマニシの鶏ちゃんは国産鶏の中でも地元ブランドの「恵那どり」を使います。ジューシーで柔らか、食べやすく美味しいです。一般的に「むね肉」はパサツクことが多いですが、ヤマニシの鶏ちゃん「恵那どりむね肉」はそれを感じさせません。
「鶏ちゃんの販売を始めたのは、近所の精肉店が閉店してしまったのがきっかけでした。そこで作られていた鶏ちゃんがうちの地たまりを使ってくれていたので、買えなくなって悲しんでいるお客さんから作ってほしいと頼まれたのが切っ掛けでした。味は、祖母が作ってくれていた鶏ちゃんの味を元に作っています。」
おばあちゃんから引き継いだ味、地元産の鶏を使った鶏ちゃん。ぜひご賞味ください。
鶏ちゃん「恵那どりもも」 220グラム 740円(税込)
鶏ちゃん「恵那どりむね」 220グラム 586円(税込)
鶏ちゃん「国産鶏 皮肝」 220グラム 586円(税込)
鶏ちゃん「国産鶏ひね」 220グラム 586円(税込)
鶏ちゃん「恵那どりせせり」 200グラム 817円(税込)
鶏ちゃん5つの味 たべくらべセット 3315円(税込)