【つけち日和】今日はお参り日和編6・若宮神社

~今日はお参り日和編6・若宮神社~

 

岐阜県中津川市付知町にある若宮八幡神社。

 

付知町の若宮地区にある若宮八幡神社。

おそらく、若宮神社があるから若宮というようになったのでしょうね。

若宮神社では、秋になると「かぼちゃ祭り」があり、ほかの神社のお祭りではなかなか見ない出店が多くて、子どもの頃はお祭りが待ち遠しかった思い出があります。(紐引きとかクレープとか。)

 

若宮八幡神社について

≪社格≫

元村社

村社(そんしゃ)

 旧制度の社格の一つ。郷社の下、無格社の上。多くは、氏神として仰がれる社を村社にした。

 

≪祭神≫

応神天皇(おうじんてんのう) 八幡神

仁徳天皇(にんとくてんのう) 八幡神の子

大雀命(おおさざきのみこと) 八幡神の子

仁徳天皇は八幡神の子なので社名が若宮八幡宮となる。大雀命は仁徳天皇の別名。

*神様について詳しく:【付知の神様図鑑】若宮神社編

≪由緒≫

 寛永2年(1625)庄屋所蔵文書にて「わか宮様神田ニ成ル」の記載あり。
 寛文5年(1665)再興。
 元禄8年2月葺替えの旧記あり。
 若宮神社由来記では田の尻の先祖建立にして、本願主小南惣助、同又七といわれる。

 

≪境内社:祭神≫

・稲荷社(いなりしゃ):宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)

・山祇社(やまつみしゃ):大山祇命(おおやまつみのみこと)

・津島社(つしましゃ):須佐之男命(すさのおのみこと)

・笠神社(かさがみしゃ か?):祭神不詳

・土公社(どこうしゃ):猿田彦命(さるたひこのみこと)

・天神社(てんじんしゃ):菅原道真(すがわらのみちざね)

 

参考図書:付知町史

 

今回も元気にスタッフ一人でお参りです。(スタッフMはお留守番中。)

若宮神社は、なが~い参道をひたすらまっすぐに登って歩くとたどり着きます。

お祭りの日にはこの参道にずぅっと提灯が並んでいて、日が暮れてきたころに見ると優しいオレンジの光がぼんやりと続います。それを見るとお祭りに来たという気持ちになり、楽しくなった思い出があります。

 

付知町の若宮神社へと向かう参道。

 

参道を登りきると目の前に若宮神社があります。

 

付知町にある若宮神社の石鳥居。奥に神楽殿が見えています。

 

なんとな~く側溝をのぞきつつ上へ。

 

付知町にある若宮神社前の側溝。桜の花びらが散っていてきれいです。

苔むした側溝に桜の花びらが散っています。

 

山の上にある若宮神社は見晴らしもいいです!

青空と緑の山、そして付知町。春は桜も咲いていてきれいですね。(今回も撮影は春でした。)

 

付知町の若宮神社からの眺め。青空と山と桜。

 

まずは手と口を清めに手水舎へ。

柄杓があります。ちょっとテンションがあがるスタッフ。

それから、『この水は飲めません』の注意書きがありました。

どこの神社へお参りに行ってもそうですが、水は口に含むだけで、すぐに吐き出しましょう。

飲んじゃダメですよ。

 

付知町の若宮神社にある手水舎。

 

ちょっと気になる看板を発見。

なになに…『中津川市指定史跡 若宮隧道』のあらまし。

当時、付知川が低すぎて水を田畑に組み上げられなかった付知村の人たちが頑張って、隧道を掘り、ほかの川からの水を引いてくることができたというお話のようです。

どうやら、若宮隧道の出口が若宮神社の裏にあるみたいですね。

 

付知町まちづくり協議会の文化財保存会が設置した中津川市指定史跡、若宮隧道のあらまし。

中津川市指定史跡、若宮隧道の文字。

 

手水舎の奥にはトイレがあります。

ドアにテープでトイレと貼ってありますね。

 

付知町にある若宮神社のトイレ。手前の道には手すりがあります。

 

さて、お楽しみの神楽殿です。

今回はどんなものが飾ってあるかな?

 

付知町にある若宮八幡神社の神楽殿。柱の細工は上に足してあるのではなく彫ってありますね。

 

さっそく木札を発見です。

今回はあんまりかわったものはないかな?

でも、お面がありますね。奉納の文字がありますがなんだろう? 七福神様かな?

 

神楽殿に飾られた奉納者一覧。

神楽殿に飾られた奉納者一覧とお面。

 

神楽殿の階段がおりているのはちょっと珍しい気がします。

 

付知町にある若宮神社の神楽殿階段。

 

神楽殿を堪能したので、いざ! お参りです!

 

岐阜県中津川市付知町にある若宮八幡神社。石段には手すりが設置されています。

 

ひな壇には石灯籠がたくさんあります。

篝火台もありますね。

 

付知町の若宮八幡神社にあるひな壇。

ひな壇と石灯籠。

 

ちょっと丸いフォルムがかわいい狛犬像。

こちらの狛犬さんはしめ縄をかけてもらっています。

 

丸いフォルムの狛犬像。左が吽の口。右が阿の口。

 

本殿に参拝します。

電球がついているので、お祭りの夜なんかもお参りしやすくてありがたいです。

 

付知町の若宮八幡神社の本殿。電球がついています。

 

本殿前からの景色をパシャリ。

境内をよく見渡せます。

風が気持ちいい。

 

付知町の若宮神社境内。木陰なのもあって風が気持ちいい。

 

こちらは山祇社。

なんだか気になるものがいっぱい…こちらの像はいったいなに?

なんだか黒い方が白い方に悪さをしているように見えますが、どういう状況なのかな?

 

付知町の若宮八幡神社にある山祇社。不思議な像があります。

 

そしてこちらの木札。『伊藤芳雄尤 一金五萬圓也 山祇社』と読めます。

隠れているところもあるので、まだ何か書いてあるかもしれないのですが、なんのことだろうか。

山祇社を建立するときに「一金五萬圓出してくれたよ」とかでしょうか。

 

山祇社の木札。一金五萬圓也と読めます。

 

謎を抱えつつ次のお参りへ。

笠神社は祭神不詳の境内社。どんな神様がいらっしゃるのかなと思いつつご挨拶をしてきました。

 

付知町の若宮神社にある笠神社。

 

お隣に道が続いているので、なんだか赤いコーナーへ。

 

付知町の若宮八幡神社。若宮稲荷神社ののぼりが続いています。左の方になにやらお稲荷さんとは違うものが…

 

あれ? 途中になにかあるなと思って近づいてみると…

狸の信楽焼でした。

なぜこんなところに狸の信楽焼が? 謎です。

 

付知町の若宮八幡神社にある若宮稲荷神社のお社。その隣になぜかある狸の信楽焼。

 

 

付知町史には境内社の一つとして記載されていた稲荷社ですが、付知町史編纂後に若宮稲荷神社へと独立したのかもしれません。

のぼりはすべて『奉納 若宮稲荷神社』となっています。

そして、鳥居もお稲荷さんの赤鳥居になっていますね。

 

付知町の若宮神社の石段。途中に赤鳥居が見える。

付知町の若宮神社にある稲荷神社のお社。手すりもここだけ赤です。

 

神社鈴もありますね。

付知の神社で神社鈴があるところはちょっと珍しいです。

でも、神使のお狐様がいらっしゃらないのでやっぱり境内社なのかしら? 関係ないはない?

 

付知町の若宮八幡神社にある若宮稲荷神社。神社鈴のあるお社。

 

若宮稲荷神社と一緒にお祀りされているのは、二つの境内社です。

左が天神社で、右が津島社ですね。

 

付知町の若宮神社にある天神社。

付知町の若宮神社にある津島社。

 

お参りを終えて、石段をおりたら立派な石灯籠がありました。

すっごく大きいです。

 

付知町の若宮神社にある石灯籠。大きい。

付知町の若宮神社にある石灯籠。使われているのはキレイに切りそろえられた石ではなさそう。

 

最後に石段に散った桜の花びらに癒されつつ、帰ります。

 

石段に散った桜の花びらがかわいい。

付知町の若宮神社の石鳥居。

 

 

若宮八幡神社(わかみやはちまんじんじゃ)

〒508-0351 岐阜県中津川市付知町7630−1

 


行き方】

車:中津川インターから車で約50分

バス:中津川駅からバスで約50分

   バス停「若宮前」下車、徒歩約5分。

   バス停横に「若宮八幡神社」の石柱がある。

   石柱横の参道を道なりにまっすぐ登っていくと「若宮神社」になります。

 

〓「つけち来たならココ行かな!つけち日和」とは?〓

付知ばあちゃんちスタッフによる付知の観光情報ブログ。

付知生まれ付知育ちのスタッフが現地へ行き、撮影・レポを書きます。