付知峡のさらに山奥 古事の森で伊勢神宮のご神木切株タッチしてきました!

付知峡のさらに山奥には、国有林があります。
地元に住んでいても、なかなか入ることの出来ない国有林。
今日は、ここに社員研修としてスタッフ全員でいってきました!

この山は、伊勢神宮のご神木を切り出す山です。
姫路城の大黒柱を切り出したこともあります。
名古屋城本丸御殿の復元の木材も切り出しています。

林野庁の指定した「古事の森」でもあります。
古い神社仏閣の修理などに適した木材を育てなければいけないと
全国でも20か所ほどが指定の「古事の森」になっています。
付知峡から入れる山は、特にヒノキ材の指定「古事の森」です。

いつもはゲートが閉まっていて入れない山なのですが
古事の森 認定のガイドさんと一緒なら中にはいれます。
そして丁寧に山を案内してもらえます。

参加したスタッフ全員「お~!」と感動していましたので
こちらでも報告をさせていただきます。

付知ばあちゃんちに集合して出発です!

土間でてんでに座って待機です。靴を脱がなくてもいいから便利~
木を切り出すために細いですがなんとか車が通れる道が
意外と奥まで通っているので車で出発です。

狭い道が山の斜面を切るように通っています。
橋の上は絶景ポイントがおおく
み~~んなヘッピリ腰でのぞき込んでいました。

昔は山奥に飯場がありました。
御岳へ抜ける御岳新道も通っていました。
布にするコウゾの木が植えてあったり
石垣もしっかりしていたり水場があったり。

千両はらってものぞけ、といわれた絶景ポイントでも
ヘッピリ腰で下はのぞけず遠くの山また山の重なりを撮りました。

植林ではないので、なにげなーく立っている木は
百年二百年三百年級の物ばかりです。
日当たりや栄養といった条件がいいと太くなりますが
同じ年輪でも寒くて痩せている土地だと細くなります。
年輪がしまっていると丈夫で狂いも少なくよい木材になるのですって。

ゲートは二つ通り抜けます。
ガイドさんがカギを開けてくれます。

ご神木の切出しは20年に一回ですが
手斧で切り出す特殊な方法で、毎年練習を欠かさないのだそうです。
細い山道を登って登って登って約1000メーターの高さまで。
そこから、さらに急な山道を登ります!
製材所さんが作ってくれた杖とヘルメットを借ります。

途中で足が震えだします。
こんなことなら真面目にスクワットしておくんだったよ・・・
ぜぇぜぇ
でもね。登り切ったところに伊勢神宮のご神木の切株が待っていました。

大きい!
内宮用と外宮用と予備の三本の切株。
ただ太ければいいわけではなく
ご神木ように選ばれる条件にそった木じゃなくてはいけません。
南向きで、年数は●年以上で、太さはこれくらいで・・・
切り倒した時に「人」の字になるように・・・
今は切株しかありませんが、実際の伐採時は櫓を組んで
多くの人が並べる場所も作られます。
皇族の方々も列席されるので大変な緊張だそうです。

登りぜぇぜぇいった山道を
今度は膝が~~~~と言いながらおりました。
よく手入れされた道が作られていて整備されるかたの苦労を思いました。

おりてきたらお弁当タイム♪
木漏れ日あびて地面に座って川を覗きながら。
小さな花たちはひっそりと咲いておりました。

ご神木伐採あとは何カ所か回れます。
切株は年々朽ちていくので消滅する前にタッチしてきました。
スピリチュアルパワー充電です^^

二代目大ヒノキといわれる樹齢千年のヒノキにあいに
森林鉄道あとの道を歩きます。
樹齢がいったい何年?と仰ぐ大木のなかは
土もふかふかです。
倒木の上に芽がでて育つときにおろす根が
下の倒木や岩をまたいで地面につき
時がたつと倒木が朽ちて隙間ができます。
それはそれは立派な根に驚きます。

めずらしいヒノキとサワラの合体木も何本かみつかり
木曾義仲の伝説もありーの
熊が冬の寝床にしている根元も覗きました。

最後に、高樽の滝へ。
水がとにかくキレイ~
細かいしぶきが滝つぼにあたって浮き上がるから
光がきれいに当たっている間は
ずーーーーーっと虹ができる、これまたスピリチュアルな滝です。
車が通る橋と、滝見物用の橋がとなりあっていて面白いです~

トトロが住んでいそうな森
異次元につながっていそうな橋
虹がとどまる滝
付知峡奥の「古事の森」にチャンスがあればお越しください。

付知ばあちゃんちでは、時々「古事の森めぐり、専任ガイドさんつき」を開催予定です。
またご案内していきますので、築150年のゲストハウスに宿泊して山歩きをしましょう!