【つけち日和】今日はお参り日和編5・子安神社&竜田神社

~今日はお参り日和編5・子安神社&竜田神社~

 

岐阜県中津川市付知町にある子安神社の本殿。

 

田んぼに囲まれたところにある子安神社。

子宝に恵まれるように願ったり、安産祈願をする神社というと子安神社が浮かぶのではないでしょうか。

 

子安神社について

≪社格≫

元村社

村社(そんしゃ)

 旧制度の社格の一つ。郷社の下、無格社の上。多くは、氏神として仰がれる社を村社にした。

 

≪祭神≫

白山比女命(しらやまひめのみこと) 白山の神

神功皇后(じんぐうこうごう)    聖母神

*神様について詳しく:【付知の神様図鑑】子安神社&竜田神社編

 

≪由緒≫

 子安大明神社、文禄3年(1594)10月1日建立。本願主、白沢孫左衛門、弥六郎、孫十郎、七郎右衛門。
 元禄4年(1691)2月25日子安神社再興。
 竜田社遥拝所(本社字東別当山鎮座)を交通の便が悪かったため、明治10年8月創立。

 

≪境内社:祭神≫

・度合社(どあいしゃ):豊受姫命(とようけびめのみこと)

・神明社(しんめいしゃ):天照大神(あまてらすおおかみ)

・愛宕社(あたごしゃ):火産霊神(ほむすびのかみ) 伊邪那岐命(いざなぎのみこと) 宇迦之御魂命(うかのみたまのみこと) 火産名神(ほうぶすながみ か?) 稚日女命(わかひるめのみこと)

・天満社(てんまんしゃ):菅原道真(すがわらのみちざね) 大物主神(おおものぬしのかみ) 天手力雄命(あめのてぢからおのみこと) その他

火産霊神と火産名神はおそらく同一神であり、火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)の別名である。

 

参考図書:付知町史

 

岐阜県中津川市付知町にある子安神社境内の竜田神社遥拝所。

 

子安神社の境内には、竜田神社の遥拝所があります。

竜田神社は交通の便が良くない山の中の風穴をご神体として祀っており、参拝が困難であったために遥拝所がつくられたようです。

 

竜田神社について

≪社格≫

元無格社

無格社(むかくしゃ)

 旧制度の社格の一つ。旧神社制度のうえで、最も低い位置にある。神饌幣帛料が供進されることや境内地の地租免除の特典がない。

 

≪祭神≫

志那都彦命(しなつひこのみこと) 風の神

志那都姫命(しなつひめのみこと) 風の神

*神様について詳しく:【付知の神様図鑑】子安神社&竜田神社編

 

≪由緒≫

 文政5年(1822)2月再建。
 風神様として知られる。

 

参考図書:付知町史

 

今回もスタッフ一人でお参り。(いつものスタッフMはお留守番です。)

一人でもしっかりとお参りしてきましたよ。

 

子安神社の前には立派な石灯籠があります。

ここの前を左に行くと社務所前に駐車スペースがあります。

歩いて参拝の場合は右の道から石鳥居をくぐりましょう!

 

岐阜県中津川市付知町にある子安神社前の石灯籠。左右に道が続いている。

子安神社前の石灯籠。奥に桜が見える。

 

付知町にある子安神社の石鳥居。奥に神楽殿と本殿が見える。

 

春先にお参りしたので、桜の花がきれいでした。(今は秋。大人になると時間が経つのがあっという間でびっくりします。)

 

付知町にある子安神社の大きな桜の木。春は満開できれいです。

子安神社の桜の花。葉が出てきています。

 

お参り日和恒例の神楽殿に飾られている謎多き絵札コーナー。

左の写真では「左馬来幸運」と書かれています。

左馬は招福の象徴とされています。絵札には馬が昔から神様の乗り物として神聖視されていたことが書かれています。

右の写真には京都の五条橋で戦う義経(牛若丸)と弁慶の絵があります。

なぜこちらにあるのかはやっぱり謎です。

 

付知町にある子安神社の神楽殿。左馬来幸運。馬は神の使いで縁起がいい。

付知町にある子安神社の神楽殿にある五条橋義経と弁慶の図。

 

こちらはすっかり風化していてなんだか分からなくなっている絵札。

白いところがちょっと残っています。うーん。馬にも見える?

 

付知町の子安神社にあるかすれて読めない絵札。

 

お参り前のお清めを…

と思ったら、こちらの手水舎はお祭りの時だけ使えるそうです。

お祭りの日に一度行ってみたいですね。

コケに覆われた水盤が神秘的(*^^*)

 

付知町にある子安神社の手水舎。水盤はコケに覆われている。お祭りの日は柄杓なども置かれて使用できるようになります。

水盤を反対からパシャリ。上がり台の岩はよく乾いています。

 

苔むした水盤。ここを水が流れていくのかな?

 

気を取り直して、本殿にお参りです。

 

岐阜県中津川市付知町にある子安神社の本殿。厳かな空気が伝わってきます。

 

狛犬さんがどっしりと構えています。

瞳と口元にお化粧の跡がありました。もともとは色も塗ってあったのかな?

 

付知町にある子安神社の狛犬像。吽の口の狛犬。

付知町にある子安神社の狛犬像。阿の口の狛犬。

 

子どもの忘れ物か落とし物か…おもちゃがお供え? されていました。

 

付知町の子安神社境内にある石の祠。奥に田神の文字が見える。

祠にお供え?されているおもちゃ。子どもの落とし物か忘れ物か…

 

左が神明社。

右は度合社です。

度合社はなにやら物がたくさん納められています。豊受姫神(とようけひめのかみ)が豊穣の神様なのとなにか関係があるのでしょうか?

愛宕社と天満社は見つけられなかったです。

 

付知町にある子安神社の境内社の一つ。神明社。

付知町にある子安神社の境内社の一つ。度合社。

 

続いて竜田神社の遥拝所にお参り。

風の神様が祀られています。

 

岐阜県中津川市付知町にある子安神社境内の竜田神社遥拝所。こちらは木製の鳥居。

 

竜田神社の遥拝所。本社が離れていてもここからなら神様に声が届きます。

 

子安神社には子どもたちのための相撲の土俵があります。

はっけよーい…のこった!

 

付知町の子安神社境内の一画にある相撲の土俵小屋。

相撲の土俵小屋の屋根と柱。

 

子どもたちの相撲の土俵。ベンチ代わりの椅子は学校でよく見るタイプです。

 

神社の裏手へと続いている道。

涼しげな木陰道になっています。

 

 

社務所です。

社務所と手水舎の間が駐車スペースになっています。

 

付知町の子安神社の社務所。社務所前に車がとめられる。

 

遥拝所の隣から社務所の裏にまわるとこんな場所があります。

 

付知町の子安神社の社務所裏にある石碑。

 

こちらは開墾の碑らしいです。

文字がかすれて読めなかったスタッフ。

大正五年(もしかしたら三年)二月建立。

 

石碑の表面。開墾の碑。

石碑の裏面。大正五年二月建立と書かれている。

 

木の根っこがすごい。

右は台石に使われていそうな石。再建の際に取り除かれたとか?

でもきれいな色なので違うかな。

 

根っこが支えになっていて、上の土は落ちてません。下はけずれたのかな?

台石に使われていそうな石。

 

子安神社は雷様の通り道!

たま~に落雷で木が縦に割れたりします。

でも、子安様が守ってくれるので、近くには落ちないんです。

ご加護ですね。ありがたいです。

 

ちょっと小さい画像ですが、二年前(2019年)に落雷にあった時の写真です。

付知町の子安神社境内の木。2019年に落雷で縦に割れた。

 

(子安神社にはトイレがありますが、通常時は閉まっていることがあります。事前に済ませてからのご参拝をおすすめいたします。)

 

 

子安神社の帰りには、「和菓子処 一茶堂」さんや「道の駅 花街道つけち」さんにもぜひ、お立ち寄りくださいね。

花街道つけちさんについてはこちらの記事もどうぞ!

【つけち日和】道の駅花街道つけちは休憩に超オススメ!

 

子安神社(こやすじんじゃ)

〒508-0351 岐阜県中津川市付知町字児安沼10091番地

 


行き方】

車:中津川インターから車で約50分(専用駐車場あり。4台ほどのスペースございます。)

バス:中津川駅からバスで約50分

   バス停「上見屋前」下車、徒歩約20分。

   バスの進行方向へ1分ほど進みT字路を「さのや」方面へ右に曲がり「付知橋」を渡る。

   白沢の交差点の歩道橋を渡り、坂道を登って、突き当りの交差点を左に曲がる。

   道なりにまっすぐ歩くと右手側にカーブミラーと「子安神社」の石柱がある。

   石柱前の道に入って正面が子安神社になります。

 

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