天井裏は150年前のままでした。

築150年前の日本住宅
お部屋が田の字のような間取りが中心でしょう。

 

付知ばあちゃんちは、もともと田の字でしたが
住み手によって何度も何度もちょこちょこと改修されています。
二間続きの広間に面した縁側も荷物置き場になっていました。

 

住むには寒かったのでしょう。二間続きの縁側は、小さく間地切られ、天井も低く蓋をされ、物入れになっていました。

 

反対側の端っこも蓋をされてしまっていました。

今回は物入れを取っ払い昔の縁側を復活させてみました。

 

物入れを取っ払い、もともとつながっていた玄関にもう一度つなぎました。天井の蓋も取り払い、もともとの真っ黒な天井も出現しました。掃除が大変そうですが、お家全体に空気が回りだして気分もすっきりした気がしました。

縁側の天井から、電気配線のために天井をあげてみました。
古さがよくわかります。釘じゃなくて柱に木の楔です。

 

150年前のままの壁と柱と楔と。残念だけど普段は蓋をしてしまいます。

 

元からの壁は傷みがひどかったのでコンパネで新しい壁にしました。

 

縁側突き当りの蓋をしてあった部分も取り払い、傷んだ壁をひとまずコンパネで囲います。

 

古い扉を、扉に再利用しました。

 

閉めると、布団置き場の出来上がりです^^ この家の中では唯一、雨漏りするかもしれないので、大雨がふるときはちょっと気をつけねば・・・。傷んでいる外のひさしが直せるように儲けたいですね^^

私の実家も築200年ほどで田の字間取りです。

 

部屋を襖や障子で仕切り、普段は小さく使いますが
お祭りや法事など、人が集まるときには仕切りを取り払い

 

柱だけを残して広い空間になりました。

 

家じゅうの座卓が集められ座布団も山積みになると
子供心にわくわくしたものです。
所狭しと御馳走が並べられて子供たちはジュース飲み放題に!
大人たちはお酒飲み放題(笑)

 

座が盛り上がってくると
戦争の話をはじめるお爺さん、ホラ話につやが増すお爺さん
怪談話ばかり続けるお爺さん・・・
こんなお爺さんが親戚に沢山いたのでした。
子守をしてくれていたのかもしれませんね。

 

縁側が分断間仕切りされて暗かった広間です。

 

間仕切りを取っ払って、やっとで日の光が十分に入るようになりました。

 

広間を仕切っていた壁もとっぱらい、襖を復活させました。明るくて広い~

これから畳がはいって
障子も直して張替えて
古くて家自体が傾いているので
障子もまっすぐにはならないんですけどね^^;

 

お客様をお迎え出来るようにしてきます。

 

楽しみだな~